[メイン] GM : イベント出揃ったOCL

[メイン] GM : では点呼

[メイン] ユニ :

[メイン] ユニ : 教える

[メイン] デンジ : 教えるぜ

[メイン] GM : では

[メイン] GM : 出航だァ~~~~~~!!!

[メイン] ユニ : 出港だァ〜〜〜〜!!!!

[メイン] デンジ : 出航だァあああ〜〜〜!!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 町の辺境、寂れたアパート

[メイン] GM : その一部屋に、お互いの事情も知ることなく、ただ肩を寄せ合う二人が暮らしていた

[メイン] GM : 建付けの悪い窓に、朝日が差し込む

[メイン] ユニ : 「む…もう朝か」

[メイン] デンジ : 「ふぁ……」
伸びをしながら欠伸を零す。
寝心地の悪い煎餅布団を蹴り飛ばし、立ち上がる。

[メイン] ユニ : 「おや、デンジも起きたのか。奇遇だね」

[メイン] デンジ : 「おぉ……おはようさん」
公安から支給された部屋には、何故か知らないが女もついていた。
問い合わせてみてもその事実はないの一点張り。

[メイン] デンジ : 「今日の朝飯当番はどっちだっけ?」

[メイン] ユニ : 「今日は確か…」

[メイン] ユニ : choice ボク デンジ (choice ボク デンジ) > デンジ

[メイン] ユニ : 「君だよ。しっかりしたまえ」

[メイン] デンジ : 「おぉ……悪ぃ、寝ぼけてた」
名前はユニ、それ以外は何も知らねえ。
お互い余計な詮索はしねえし、何も聞くことはない。

[メイン] デンジ : 家族とは違う、また別の関係性を、俺は案外気にいっていた。

[メイン] ユニ : ……何の気なしに返事しているが、どういう経緯で彼と同棲しているか実はわかっていない

[メイン] ユニ : 身元を尋ねたことはあったがその際「公安」だなどと適当なことを言ってはぐらかされたし…それ以来お互いの素性の話はしていない

[メイン] ユニ : こんな公僕がいるものか。
…まあ、とはいえ、中々気の良い奴だしいつしか警戒することもなく楽しく暮らしていた

[メイン] ユニ : 「…今日は何か予定はあるのかい?」

[メイン] デンジ : 「んお、そうだなぁ……今日も上からの連絡待ちだ」

[メイン] デンジ : 俺がこのアパートに住むことになったのは、とある悪魔を追ってのことだった。
この街に標的がいるのはわかったから、とにかく連絡があるまで待機していろとのこと。

[メイン] ユニ : 「ふぅん…」(あいも変わらずよく分からない設定を作り込んでいるな)

[メイン] ユニ : 「ぼかあ今日は何にもなくてね、多分1日家にいると思うよ」

[メイン] デンジ : 「おぉ……お前も暇なんだな……」

[メイン] デンジ : よっこらせと立ち上がる。

[メイン] デンジ : 「朝飯、何食うよ」

[メイン] ユニ : 「…そうだな…あまり重くないものを頼むよ。寝起きだしね」

[メイン] デンジ : 「んー…じゃあ、適当にパンとサラダとかでいいか」

[メイン] ユニ : 「はーい」

[メイン] ユニ : まあ…実を言うとあまり食事をするという行為は好きではないが…その話をすると首を傾げて「メシ食わねーと死ぬぜ〜?」などと言ってなにかと食事を勧めてくるので…彼の作るものを食べることに慣れてしまった

[メイン] デンジ : がりがりと頭を掻きながら、キッチンへと向かった。

[メイン] デンジ :  

[メイン] デンジ : 「冷蔵庫ん中、ほぼほぼ空っぽだったなぁ…」

[メイン] ユニ : 「……貧乏暮らしは辛いものだな」

[メイン] デンジ : メニューはトーストと目玉焼きにサラダ。そして賞味期限の切れそうになった食材のスープ。

[メイン] デンジ : ユニの方にはベーコンもついている。

[メイン] デンジ : 「いただきます」

[メイン] ユニ : 「いただきまーす」…なんかぼくの方が多くない?

[メイン] デンジ : 「んぉ……スープ、悪くねぇな」

[メイン] ユニ : もぐもぐと噛んで飲み込む
うーむ…美味いのかどうかよく分からないな………だがこういうのも悪くない

[メイン] ユニ : 「うむ。賞味期限はあくまで企業の決めた目安だからな。数日過ぎても品質はもちろんその味にも大した影響はないだろう」

[メイン] デンジ : 「作ってくれた人がこの日までに食ってくださいって言ってんだから、食う側は守らなきゃダメなんじゃねえか?」

[メイン] ユニ : 「そういうものかな……まあ、期限を守る意識があるのは良いことだろうさ」

[メイン] ユニ : 普段の振る舞いは粗野そのものだが変なところで礼儀正しい…というか真面目なところがあるんだよな…

[メイン] デンジ : 「やっぱ食ってほしくて作ってんだから、うまいうちに食わなきゃなんねえよな」
うんうんと頷く。

[メイン] デンジ : 「だからあったかいうちに食っちまえよ」

[メイン] ユニ : 「わかったわかった。そう急かすんじゃないよ」

[メイン] デンジ : 「お前そう言って食うの遅えからなぁ…」

[メイン] ユニ : 「ぼかあ口が小さいんだ…誰がチビだとこの野郎」

[メイン] デンジ : 「言ってねえ!」

[メイン] ユニ : そんな他愛もない会話をしながら、結局デンジよりも30分遅れてようやく食事を終えた

[メイン] デンジ : 最早布としか言いようがない座布団にあぐらをかき、テレビを眺める。

[メイン] デンジ : 「食い終わったら自分で洗えよー」

[メイン] ユニ : 「えーめんどくさい。あとでやるよ」

[メイン] デンジ : 「せめて水に浸けとけ、ベーコンの油落ちなくなんぞ」

[メイン] ユニ : 「そういう時は洗剤を倍使うんだ。倍使えば倍落ちる!するとたちまちアラ綺麗という単純な計算だ」

[メイン] ユニ : と、ぶつくさ言いながら水に浸しに行く

[メイン] デンジ : 「無駄に使うんじゃねえよ!貧乏暮らしが加速すんだろ!」

[メイン] ユニ : 「悲しいだろ」

[メイン] ユニ : 「うーん……お金…お金に先立つものはないというからなあ…是非とも大金を手にしたいものだ。この家ならそのうち雨漏りし始めかねない。端的に換言すると宝くじ当たらないかな」

[メイン] デンジ : 「宝くじ買う金あったら洗剤の一本でも買ってこい、どうせ当たんねえから」

[メイン] ユニ : 「なんだ。貴様さては理系だな?ロマンのわからない奴め。けーっ!これだから確率論を信じている輩は…」

[メイン] デンジ : 「俺ぁ学が無えから何言ってるかよくわかんねえけどよ、お前がロマンチストだってことくらいはわかんぜ」

[メイン] ユニ : 「ロマン。良い響きだ。ロマンを求めて生きていたいものだと常々思っているよぼかあ」

[メイン] ユニ : 「普通の人生なんてつまらないだろう?」

[メイン] デンジ : 「……普通の人生なぁ」

[メイン] デンジ : 借金のカタに悪魔狩りをしていたあの日々。
普通の暮らしをしたいと常々思っていた俺が、今じゃ普通の暮らしに文句を言っている。

[メイン] デンジ : そして公安で、"あの人"の下で悪魔狩りをしたあの日々。
人並みの飯に、人並みの家、そして、人並みの家族。

[メイン] デンジ : 「いやぁ…普通が1番だと思うぜ、俺ぁよ」
どこか遠い目で、テレビの液晶を眺める。
よく知らない俳優がよく知らない女優と結婚したらしい。

[メイン] デンジ : 「普通の人生で、そんな普通の人生に文句を言ってるくらいが幸せだと思うぜ」

[メイン] ユニ : 「君は以外と堅実というか…普通の感性をしているよな」

[メイン] ユニ : 別に詳しく聞いたことはないが、彼は学校というものに通わない人生を送ってきたらしい

[メイン] ユニ : そんな彼が、なんというか…とても普通な奴だというのは意外だった

[メイン] ユニ : 「普通の人生ね……まあ…もう少し立派な家に住めれば…僕たちもそうなれるかな」

[メイン] デンジ : 「さあな…1番だからっても、そうなれるとは限んねえし」
テレビが液晶に情報を垂れ流していく。
回転寿司屋がキャンペーン中だ。

[メイン] デンジ : 「そうなろうと努力しても、叩き潰されることもあっからな」
どこかで殺人事件が起こった。
数十秒でそれは流され、季節のスイーツ特集が始まった。

[メイン] ユニ : 「しかし、用事がない日というのは存外に暇なものだな」

[メイン] ユニ : と、先ほどまでの会話を忘れたかのように次の話題に移る

[メイン] デンジ : 「どっか行く金もねえしな…」
頬杖をつく。

[メイン] ユニ : 「結局のところそこに話が行き付いてしまうのが資本主義社会の悲しいところだな」

[メイン] GM : …ふと、外を見れば静かに雨が降り出していた

[メイン] ユニ : 「……君も本でも読むかい?一度買ってしまえば本は繰り返し読めるからとてもお財布に優しいのがありがたいな」

[メイン] デンジ : 「本かぁ〜……」

[メイン] デンジ : 「ふりがなとかあれば読めるけどなぁ」

[メイン] ユニ : 「なら絵本でも読むかね。どんなものでも本は本だ。君の人生を精神的な意味で豊かにしてくれるのは間違い無いよ。端的に換言すると本は良いぞ」

[メイン] デンジ : 「絵本〜?漫画とか無えの?」

[メイン] ユニ : 「漫画なんて本じゃないと言うつもりはないが…生憎ぼかあそれに類する本は持っていないぞ」

[メイン] ユニ : 「買いに…行こうと思ったがよりによって雨か。うん。諦めて字の本を読むんだ」

[メイン] デンジ : 「んならテレビ見てんぜ」

[メイン] ユニ : 「かーっ!これだから現代っ子は!」

[メイン] デンジ : 「1人で読んでりゃいいじゃねえかよ〜」

[メイン] ユニ : と、相手との趣向がイマイチ噛み合わないことに不思議な憤りを覚えつつ、積み上げられた本に手を伸ばす

[メイン] ユニ : 「後で読みたくなっても遅いからな」

[メイン] デンジ : 「良いよ別に」
そう言ってテレビに視線を戻す。

[メイン] デンジ : 本を読まないのは、何が書いてあるかわからない以前に、内容がわからないからだ。

[メイン] デンジ : 例えば、家族について書いてある本。
母親がご飯を作って、父親が帰宅するのを待つ。
それが一般的だと、当然のことなのだと、何の説明も無しに書いてある。

[メイン] デンジ : 俺には母親はいなかったし、父親は借金を残して死ぬクズだった。

[メイン] デンジ : 学校のこと、友達のこと、仕事のこと。
その全てが、俺には理解できない。
だから、本を読まない。

[メイン] デンジ : お前は普通じゃないんだって、突きつけられるから。

[メイン] ユニ : ぼくが本を読むのは

[メイン] ユニ : 本を読んでいる間は普通でいられるからだ

[メイン] ユニ : 自分が各方面から変わり者として扱われていることは知っている
改めようとしても改まらないし自分はこういう人間なのだと受け入れてからそう悩むことも少なくなった

[メイン] ユニ : ただ、それでも、やっぱり奇異の目を向けられることをなんとも思わないなんてことはない

[メイン] ユニ : だから、周りのことを気にせず世界に入り込める本を読んでいる間だけは、変人のユニじゃなくいられるのだ

[メイン] ユニ : だからぼくは本を読むのが好きなんだ

[メイン] ユニ :  

[メイン] ユニ : ……そんなことを考えていることも忘れ読み耽っていると、ついに一冊読み終えてしまった

[メイン] GM : ぽとり

[メイン] GM : 本を持つユニの手に、雨漏り一つ

[メイン] ユニ : 「むっ?」

[メイン] ユニ : 「なんだこの水滴は。デンジ、君泣いたりしたかね」

[メイン] デンジ : 「どう考えてもそこまで届きゃしねえだろ…」

[メイン] デンジ : 「ボロ家にガタが来てんじゃねえか?」

[メイン] ユニ : 「ふむ。どれどれ」
と頭上を見やる

[メイン] ユニ : そこには、雨垂れが確かに見られた

[メイン] ユニ : 「げえーっ」

[メイン] デンジ : 「バケツあったかなぁ…」
立ち上がり、台所へ向かう。

[メイン] ユニ : 「やれやれ……ボロいボロいとは思っていたがこれは本格的にマズいな」

[メイン] ユニ : 「………引越し、なんてものを考えた方がいいのだろうか」

[メイン] ユニ : 自分で口にしておいて、少し戸惑うことがあった

[メイン] ユニ : どういう経緯で同棲してるのか実はよくわからないこのデンジという男……もし、ここを出たら流石に同じ屋根の下に住むことはなくなるだろう

[メイン] ユニ : …その事実を自分がどう認識しているのか、よく分からなかった

[メイン] ユニ : 「…どうだねデンジ。君は他の家のアテなんかあるのかい」

[メイン] デンジ : 「あん?元々俺ぁ他に家があるからよ」
バケツをぶら下げながら、応える。

[メイン] ユニ : 「そういえばそんなことを言っていたな」

[メイン] ユニ : 「……お互い、雨漏りを我慢してまでここに住み続ける必要もないか」

[メイン] デンジ : 「ま、任務が終わるまではここにいる事になるんだけどな」
部屋にはテレビの音声と、バケツを水が叩く音。

[メイン] ユニ : 「……まあ、そうだね。家を出ると言っても暫くは探すことになるし…」

[メイン] ユニ : 「どの道君との奇妙な同棲はまだそれなりに続きそうだな」

[メイン] デンジ : 「だなぁ……このボロ家とおさらばするのはいつになることやら」

[メイン] ユニ : 「……ホント、早く出ていきたいものだね」と、どこか照れ隠しのように笑いながら

[メイン] デンジ : 「晩飯どうすっかな」

[メイン] ユニ : 「そうだね…適当に出前でも取るかい?」

[メイン] デンジ : 「んな金あるかよ…」

[メイン] ユニ : 「こういう時にパパッと財布から出せない男はダメだぞ」

[メイン] デンジ : 「貯金崩したくねえんだよな〜」

[メイン] ユニ : 「ケチンボだな。まあ良い、それなら安価に作れてそれなりに量も作れるカレーでもどうだね」

[メイン] デンジ : 「作んの俺じゃねえかよ…まあ良いけど」

[メイン] ユニ : 「ぼくに作らせて後悔しないというなら作っても良いぞ」

[メイン] デンジ : 「はいはい……」
エプロンを付けながら台所へ向かう。

[メイン] デンジ :  

[メイン] デンジ : 「肉抜きカレー、できたぞ」

[メイン] ユニ : 「よくやった!デンジと同棲して正解だった!」

[メイン] デンジ : 「はん、俺としちゃあ同棲する気なんざ無かったんだけどな…」

[メイン] デンジ : 「いただきます」

[メイン] ユニ : 「それは僕もだ……なんてのはお互い様だし無為な話だからよそうか。いただきます」

[メイン] デンジ : 「ん……もうちょい辛くても良かったか?」

[メイン] ユニ : 「何を言う。これ以上辛くなるとぼくは人権侵害として出るとこ出るぞ。端的に換言すると甘いの大好き」

[メイン] デンジ : 「そっか」
カレーを食べると少しだけ思い出す。
野菜が食べられないと騒ぐ家族の事を。

[メイン] デンジ : 「野菜も食えよ」

[メイン] ユニ : 「えー野菜は苦いから嫌いだよ」

[メイン] デンジ : 「農家の皆さんに失礼だろうが」

[メイン] ユニ : 「ならばこれらを美味しく食べられる君が食べたまえ。農家の何某もそちらの方が喜ぶぞ」
と野菜を取り分けてデンジの皿に入れる

[メイン] デンジ : あいつのように、野菜が嫌いだと投げ捨てることは無い。
それが当たり前のはずなのに、少しだけ寂しかった。

[メイン] デンジ : 「だから背ぇ伸びねえんだよ…」

[メイン] ユニ : 「なんだとこの野郎」

[メイン] ユニ : 「ぼかあまだ成長過渡期なんだ」

[メイン] デンジ : 「成長してる時に野菜食って牛乳飲むんが1番良いんだぜ」

[メイン] ユニ : 「君はアレだな、教師にでもなると良い。小言が多いところとか向いてるぞ多分」

[メイン] デンジ : 「ったく……」
取り分けられた野菜を口に運ぶ。
……口の端が少し持ち上がる。

[メイン] デンジ : 「美味えな」

[メイン] ユニ : 「うむ…多分美味い」

[メイン] デンジ : 「おかわりもあっから、食いたくなったら自分でよそってこい」

[メイン] ユニ : 「わかったよ。それくらいはセルフで出来るだろう」

[メイン] デンジ : 「俺ぁもう食わねえから、あと好きなだけ食え」

[メイン] ユニ : 「生憎ぼくも少食だからそれ程の量を摂取することはないが…気持ちはありがたく受け取っておくよ」

[メイン] デンジ : 「そっか」

[メイン] デンジ : 明らかに作りすぎたカレーの鍋を見る。

[メイン] デンジ : 普通の家庭なら…3人分くらいだろうか。

[メイン] デンジ : だからどうと言うことはないが。

[メイン] デンジ : 「ゆっくり食ってな」

[メイン] ユニ : 「うむ。先にゆっくりしてたまえ」

[メイン] デンジ : ぺらぺらの座布団を尻に敷き、テレビの前を陣取る。

[メイン] ユニ : もしゃもしゃと…人より数倍遅いペースでカレーを食べていく

[メイン] ユニ : 「…………ご馳走様でした」

[メイン] ユニ :  

[メイン] ユニ : 食事を終えて、もうそろそろ良い時間になった辺りで入浴も済ませ、後はもう寝る以外にすることはなにもない

[メイン] ユニ : そしてリビングでは…相変わらずテレビを見ているデンジの姿があった

[メイン] ユニ : 「やれやれ、そんなに一日中見てて飽きないのかね」

[メイン] デンジ : 「おお、飽きねえな」

[メイン] デンジ : 「なんせ、俺にもわかりやすく説明してくれっからよ」

[メイン] ユニ : 「ふーん…ああ、教育番組を見ているのか」

[メイン] デンジ : 「色々見るぜ、CMも面白えしな」

[メイン] ユニ : 「CMねえ…ぼかあ必ず飛ばす派だ」

[メイン] デンジ : 「ちゃんと説明してくれっからな、何を見せたいのかってのを」

[メイン] ユニ : 「そういうものか。ぼかあ知りたいことや欲しいものは自分で調べないと気が済まない性質でね。そう言った見方があるとは思わなかったよ」

[メイン] デンジ : 「調べてる暇なんかなかったからなぁ…」

[メイン] ユニ : 「ふうん……中々、君も君で苦労してるんだな」
と、明るいようでいてその実自身の経歴に劣等感を抱いている節のある彼を繁々と眺める

[メイン] ユニ : 「君といると、みんな違った人生を歩んでいるのだと強く認識するよ」

[メイン] デンジ : 「そりゃあな、おんなじ人生進んでくやつなんか気持ち悪ぃだろ」

[メイン] ユニ : 「それはそう」

[メイン] デンジ : 「電気代ももったいねえし、そろそろ寝るか?」

[メイン] ユニ : 「そうだね…明日には雨漏れのことも連絡したいし…今日は早く寝ようか」

[メイン] ユニ : と、ぼちぼち寝る用意を始める

[メイン] ユニ : そんな時、ふと思い出したように口をついて言葉が出る

[メイン] ユニ : 「しかし、アレだな。こうして丸一日一緒に暮らしてみると」

[メイン] ユニ : 「最初はぼくに負けず劣らずの変わり者だと思ってた君だが、案外普通の奴だな」

[メイン] ユニ : 「そんなことを思ったよ」

[メイン] デンジ : 「なんだいきなり」

[メイン] ユニ : 「別に…?ただ、たまにはこうしてのんびりするのも悪くないなというだけの事さ」

[メイン] デンジ : 「そうかよ……」

[メイン] デンジ : 「……ま、悪くねえな」

[メイン] ユニ : 「…話しすぎたかな」

[メイン] ユニ : 「それじゃあ、おやすみ、デンジ」

[メイン] デンジ : 「ああ、おやすみ」

[メイン] GM : …電話の音が、部屋に響いた

[メイン] デンジ : 「……」

[メイン] ユニ : 「?」

[メイン] デンジ : 無言で立ち上がり、受話器を取る。

[メイン] デンジ : 「こちら早川デンジ」

[メイン] GM : 電話の主は、公安

[メイン] GM : 君の言った通り、目標が表に出て来た事、そして今から仕事である事が、伝えられた

[メイン] デンジ : 「……了解っす」

[メイン] デンジ : 受話器を置く。

[メイン] ユニ : 「うん?こんな時間になんの用だったんだい」

[メイン] デンジ : 「そうだなぁ……」

[メイン] デンジ : 「このボロ家とおさらばする時が来た、って事だな」

[メイン] ユニ : 「あー…それは」

[メイン] デンジ : 寝巻きを脱ぎ、スラックスを履き、Yシャツを着る。

[メイン] デンジ : ネクタイの結び方は前に教えてもらって、練習した。

[メイン] デンジ : 「ここにいんのも悪くなかったぜ、ユニ」

[メイン] ユニ : 「……そうかい」

[メイン] デンジ : 「あと」

[メイン] デンジ : 「カレー。野菜も食えよ」

[メイン] ユニ : 「……全く、最後まで口うるさい奴だな」

[メイン] ユニ : 「それじゃあまるで……」

[メイン] ユニ : 「お母さんですか…?」

[メイン] デンジ : 「カッ…何言ってんだ」

[メイン] デンジ : 「お兄ちゃんだぜ、俺ぁ」

[メイン] デンジ : その言葉を最後に、寝室を抜け、リビングへと出た。

[メイン] デンジ : いつも見ていたテレビには、反射した俺の顔が写っていた。

[メイン] デンジ : 「じゃあな」

[メイン] ユニ : 「ああ」

[メイン] ユニ : 「…またね〜〜〜〜!!」

[メイン] ユニ : と、元気いっぱいに手を振る

[メイン] デンジ : ドアが閉まる音が、部屋に響いた。

[メイン] デンジ : 夜の街を電鋸の音が蹂躙する。

[メイン] デンジ : ……あのボロアパートに聞こえるように。

[メイン] GM : -END-

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 宴だァ〜!!!!!

[メイン] デンジ : 宴だァアアア〜〜〜!!!

[メイン] ユニ : 宴だァ〜〜!!!!

[メイン] GM : デンジのプロかなんかか…?

[メイン] デンジ : 男役とか久々にやったぜぇ〜!

[メイン] デンジ : 楽しんでもらえたなら何よりだなぁ

[メイン] ユニ : ぼかあ女性らしい女性を殆どやらないからRP卓で男女一対一になったときは不安でしかたなかったが相手がデンジで良かったよ

[メイン] GM : いやほんと…お互いすげぇ噛み合っててヤバかった

[メイン] GM : うん、プロだなァ…

[メイン] デンジ : 最後の方眠くて地の文がうまく作れなかったのが心残りだな

[メイン] ユニ : デンジぃに殆ど頼りっきりだったよぼかあ
ありがとうね

[メイン] GM : 見てる側からすればセリフだけに研ぎ澄まされてる感じもして好きなんすがね…

[メイン] デンジ : お前の力だぜ、ユニ
胸張んな

[メイン] ユニ : うわ!あり!

[メイン] GM : ユニの距離感の作り方非常に良かった…あぁ…

[メイン] ユニ : そう言ってもらえると助かるよ、GM君もこのような場をありがとう

[メイン] デンジ : おう!サンキュな!

[メイン] GM : 俺ァほぼなんもしてないよ、むしろとってもいいもの見せてもらった

[メイン] GM : いやぁ…やっぱこう言う健全な関係も最高だな!

[メイン] ユニ : うむ。恋愛劇とか苦手だからこのくらいのが好きなぼくとしては助かったよ

[メイン] デンジ : 濃厚とかあんま好きじゃねえからなぁ〜

[メイン] GM : 同棲以外指定無いからね

[メイン] GM : 好きに関係作って欲しかったから良かった…

[メイン] デンジ : にしてもどん底って程でも無かったなぁ

[メイン] GM : そこら辺はまあPC次第だからぬえ

[メイン] ユニ : 知らない相手と同棲する羽目になっても引っ越せないのはかなり困窮してないと…

[メイン] デンジ : 俺もクソブラック企業勤務だかんな

[メイン] デンジ : 世知辛ぇぜ

[メイン] GM : 悲しいだろ

[メイン] GM : そして意外と早く終わったから出来なさそうなのでネタバラシしておくが…

[メイン] ユニ : うん

[メイン] デンジ : うん

[メイン] GM : 百合させろって雑談で言ってた奴とまだ秘匿で同じネタでタイマンしてる

[メイン] デンジ : 知ってる

[メイン] GM : だろうな

[メイン] ユニ : へ〜!知らなかった

[メイン] デンジ : 秘匿動きまくってるなぁって

[メイン] GM : NPC用意の話はガチ、流用もうん

[メイン] デンジ : まあ、俺は満足させてもらったからなんでもいいぜ

[メイン] GM : まあオールログでもなきゃ問題ないだろうから気にしないでくれ(^^)

[メイン] GM : うん、こっちもいいもの見れたよ

[メイン] GM : 多分この手のやつまた立てるだろうから機会があれば覗いてくれ

[メイン] ユニ : わかったよ。ぼかあそっちに特になにかされた訳でもないし気にしないさ

[メイン] ユニ : わかった

[メイン] デンジ : ユニもあんがとな
楽しかったぜ

[メイン] ユニ : うん、ぼくも楽しかったよデンジ

[メイン] GM : 最後にすげえアレな言い方だけど

[メイン] GM : やっぱNLもっと普及していいと思うわけだ…

[メイン] GM : という事でお疲れシャン、二人とも